「え?」 「もう…あの人の彼女になっちったのか?」 あの人とはきっとノブのこと。私があんなこと言ったからだ… 「蒼斗くん…そんなことないよ?」 私は彼の手を引いて家にあげた。 向かい合って座る。 「蒼斗くん…ゴメンね。 ノブの家じゃなくて桜の家にいたから… 蒼斗くん、ずっと家に来てたの?」 「…良かった… 俺真菜に振られるの怖くて…今日やっと真菜の家に来れたんだ…」