「お疲れさまです。

『お姫様』、

お待ちしていましたよ!」




そう声を掛けてきたのは、


電通堂の若い営業部長の
和泉(イズミ)さん。




まだ37歳という
若さで、なんと部長。


この送別会を開いた部長
ってのがこの方なのだ。



そして、


私のことを時々

『お姫様』

と呼ぶ人でもある。