ズキューン 大きな音と共に 矢は ブルのど真ん中を 射抜いた。 激しく興奮した私。 「かっ…こいい〜」 ため息まじりに そう漏らしながら 盛大な拍手を送った。 そして、 満足げに席へ戻ってきた 宮岸さんに対して 私は迷うことなく 両手を差し出した。