姫のさがしもの。



ズキューン






大きな音と共に



矢は

ブルのど真ん中を

射抜いた。





激しく興奮した私。




「かっ…こいい〜」




ため息まじりに

そう漏らしながら


盛大な拍手を送った。





そして、


満足げに席へ戻ってきた
宮岸さんに対して


私は迷うことなく

両手を差し出した。