―よく、

その行為が終わったあとの男性は、

ぐったり疲れて

私に構わず
先に寝てしまったり
するんだけど


…てか、それって
栄太のことだったり
するけど(笑)




宮岸さんは、



終わった瞬間に
まず私にキスをした。



それから下着を履いて

ゴロンと寝ころんだと
思ったら



「おいで」


と言って、私を
呼び寄せて、

強く抱き締めた。



それから、私の髪を
撫でながら、



「姫夏…

俺のこと好き?」


と、少し甘えたような
甘い口調で聞いた。



いわゆる、
ピロートークってやつ?


宮岸さんは
栄太と違って、

そういうことが
できるんだなー


なんて、

今更比較して
感動してみたりして。



「大好きだよ!」



私は、迷うことなく
そう答えて

彼に甘えてキュッと
抱きつく。


宮岸さんは
満足そうに笑った。



「来月、姫夏の
誕生日だね。

二人っきりでお祝いしたいね。

旅行にでもいこっか」



宮岸さんのその提案が
私には嬉しすぎて


私は思わず
彼のほっぺに
チュウしてしまった。



それから、


「うん!うれしい!

私、京都に行きたいな!!
天橋立がいい♪」



と言うと、

彼は私のおでこに
お返しのチュウをして



「じゃあ、天橋立で
誕生日パーティーだな!

盛大に祝おうな!」



と言って、
ギュッと私を抱き締めた。