姫のさがしもの。



「そしたら、

僕は
北川さんの
好みのタイプになれますか?」



と、彼は聞いてきた。



私は、いたずらっぽく
笑って




「残念!
まだ条件があるんです。


タフで男らしい人じゃないと
私、ダメなんです」



と言って返した。