あの日、
彼が私のファンだなんて
聞かなければ、

きっと意識なんか
しなかったのに。


あの日、
ダーツに誘われなかったら、
きっと彼に興味なんか
わかなかったのに。



営業マンの彼とは
違う顔、
ダーツに行って
見てしまったんだ。


彼は、

ただのまじめな
営業マンじゃなかった。



私をとびっきり
楽しませてくれる人だって

私、知ってしまったんだ。



もっと素顔の彼が
知りたい。




今、私の中には

彼への好奇心で
いっぱいなの。



…これは愛情なの?


ただの興味や好奇心
じゃないような

そんな胸のざわめきを
感じてしまうの。