姫のさがしもの。



すると、宮岸さんは



「よかった〜」



と言った。





・・・?



なにが?




「実は、和泉も

是非、そちらに行きたいって
言ってまして


…あ!もちろん

僕が行きたがってる
からなんですが!


本当にお邪魔ではないかと
確認したくて

お電話しました。」





…信じられない!

…本当に!?



「そんな!

邪魔なわけないです!」

慌てて
力いっぱい否定する私。




顔が、にやける。