姫のさがしもの。



「いえ、

せっかく
お誘い頂いたんですけどね、


お友達もそちらに
いらっしゃるんでしょう?


和泉もいるんで、

ふたりも押し掛けたら

お友達に
迷惑かと思いまして」






・・・・なんだ

そういう電話か。



正直、ちょっとだけ
期待してた。


だから、

余計にショックが
大きい。




一瞬にして
がっかりとした顔つきに
変わった私。



そんな私の表情に
気づいた優希は、



「なに?

だめって??」



小声で私に尋ねた。