姫のさがしもの。



一人納得する私に反して、

一瞬にして
目つきが変わって

怖い顔をする優希。



「共同作業で

気持ちがふらついた?

錯覚??


それって
ふつうに恋だし!


別に素直になったら
いいじゃん!


電話したり、
メールしたり、

遊びに誘ったり

もっと積極的に
いかなきゃダメ!」



一気にマティーニを
飲み干して、
怒り出した優希は


まるで酔っぱらいオヤジの

説教みたい。