姫のさがしもの。



「で、誰?誰!?

私、知ってる人?」



さらに優希はつっこんで
聞いてくる。



「…うーん。

知ってるかなぁ?


よく、私が

打合せコーナーで
話してる人…」




優希は、
キラッと目を輝かせた。



「あ!わかるかも!


あの背が高い…


ほら電通堂の…


あ〜名前忘れたっ!」




優希は、


彼の名前を思いだそうと
唸っている。