「そんでね、
宮岸さんね、
ぴーちゃんの中に
入ってるからって
ここぞとばかりに
モデルのあきちゃんに
べったり!
ひっついちゃってるんだよ〜。
後でね、
『嬉しかったですか?』
って言ったらね、
『僕はあきちゃんには
興味ないんで』
とか言うんだよ?
絶対、
デレデレしてたよねー。
誰だって、
あきちゃんと
ツーショットなんて
嬉しいに決まってるし!」
無邪気に話す私。
丁寧に返事をしてくれる栄太。
「俺も、
別にあきちゃんファン
じゃないしなぁ。
別にうれしくないと
思うな。
てか、
俺は姫夏の方が
美人だと思うけど」
栄太は照れる様子もなく
サラリとそんなことを答える。
