「さ、『姫』も揃った
ことですし、

もう一度
カンパイでもしますかぁ〜♪」



突然、

ご機嫌な声が
上座から聞こえた。




―中田さんだ。




そう、この中田さんこそが

私が入社以来ずっと
お世話になってきた先輩。