斜め前の今日もまた寝ている隼斗を見る。 ツヤツヤな髪の毛‥さわってみたい。 ‥と、急に隼斗があたしの方を振り返ってきた。 「わりィ、シャー芯貸してくんね」 突然の隼斗の言葉にビックリしたけど、シャー芯をとりあえず貸した。 貸してから自分の顔が熱いのが分かった。 ‥‥だって、あんな笑顔反則だよ‥ カッコよすぎだよ‥。 あんな笑顔、みんなに向けてるの? ねぇ、隼斗‥‥ 彼女でもナイのにあなたのコト独り占めしたいって思っちゃうよ‥ あなたの笑顔あたし専用にしたいって思っちゃうよ‥‥