ヒロキにメールしたくても、勇気が無くて。 もしヒロキがまだ、本命のミキさんを想っていたらどうしよう。 あたしはブランコに腰掛けた。 ほんとに… もう終わりなのかな 俯きながらブランコに揺られていると、聞き慣れた声が耳に入る。 あたしがふと顔を上げると、そこには愛しいあの人と… ミキさんだった。 楽しそうに笑うヒロキと、楽しそうに笑うミキさん。 頭の中が真っ白になる。