もう!なんでみせてくんないの!




ずっとそんなことを繰り返しているとお兄ちゃんの顔がちらっと見えた



え…?いまのって…?



「ねぇ…お兄ちゃんもしかして…照れてんの?」




「あぁ?んなわけねぇだろ」




「でも…顔…赤かったよ」




「バ…バカかお前は…!ほらさっさといくぞ」




お兄ちゃんはそう言って玄関のほうに歩いた




嘘…あのお兄ちゃんが…照れるなんて…




でも…結構嬉しい…かも…