「でも…」




「…好きなんでしょ…まだ…」




「…」




俺は綾音の言葉に反論ができなかった




「…わかってわよ…陸の気持ち…それでも…あたしと一緒にいてほしかった…でも…もういいわ…!」




「綾音…」




「行って…礼ちゃんが待ってる…」




俺は会場を飛び出して礼を追いかけた