隣からは綾音の笑い声が聞こえてきた




「私はそんな兄が…き…き…」




礼の言葉が急に止まって会場には不安そうな声が飛びかった




「…ごめんなさい…」




礼はそういうと会場から飛び出した




俺は礼の言おうとしてたことがはっきりわかる




『嫌い』




その言葉を聞けたらどんなに楽になるか…




俺を嫌いになってほしい…




もう二度と会いたくなくくなるくらい…俺を嫌いになってほしい…




そうすれば…君を…諦めることができるから…