『それでは、新郎新婦の登場です!』




司会者の人がアナウンスで大きなドアが開き二人が姿を現せた




『綾音!きれいよ!』




『おい、神埼!ちゃんと幸せにしろよな!』




二人の同僚の人たちからの声が会場に飛びかった




『それではこれよりご家族であり、新郎、神埼陸様のご兄妹であります、神埼礼様から祝辞をもらいたいと思います。では!神埼さま!こちらへどうぞ!』




アナウンスがかかりあたしはその場所へと足を進めた