毎日欠かさず病院に来てくれた

そしてあたしのことを教えてくれた

たまに冗談も言ってくれておもしろかった

一緒にいて

すごく楽、ありのままの自分でいられるようだった

「綺羅っ無事に来れたな」

「倖村に送ってもらったから」

「へぇー綺羅が…」

「…?なんで??乗っていってくださいって言われたのよ??」

「いや、別に…お前ってクーラーが利いたところから出る嫌いじゃん??昔はわざわざ歩いてきてたからさ」

なんか、ほんと全部おみとうしな感じ

さっき車から出たくないって思ったばっかりだったから拍子抜けしちゃう

「慧斗はあたしのこと何でも知ってるみたい…」

「なんか言った??」

「ううん、なんでもない」

「じゃぁ、教室行くか」

「…??」

慧斗は「はぁ」とため息をついた後

「…っと教室って言うのはだなぁ」

説明してくれた

ねぇ昔のあたし、慧斗は何でも教えてくれるいい人だね♪