海〜それは手紙で始まった〜

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…目の前には真っ白い天井


あぁ、あたし保健室にいるんだね---



と、先程のことを思い出してため息をついた






「もう一度だけ…私に七海を下さい---」



母親の声がした



「後悔しているんです。
自分勝手に七海を振り回したこと
簡単に手放したこと…
あの頃の私、本当にどうかしてました…」