「何しに来たんだ!」
バースがビシッと指を差すと、ジュリアが立ち上がりながら言った。
「さっきナスカから連絡があって、扉の調査に人手が足りないから戻って来てくれって」
「そうか」
まあ、ジュリアがいなくてもバース一人でヘウ"ンを守る事は出来るだろう。
「本当は扉の調査なんてほったらかして、ヘウ"ンちゃんを守ってあげたいんだけど…。ナスカの命令じゃあね」
「とっとと行けよ」
だがジュリアはバースの事を無視してヘウ"ンの手を取った。
「扉の調査なんかすぐに終わらせてすぐ帰ってくるからね。それで帰ってきたらその格好で私とデートしてね」
またこいつは訳分かんない事を。
バースは少しジュリアを馬鹿にした感じで言った。
「お前馬鹿か?そいつのどこが可愛いいんだ?」