神人

そんなヘウ"ンの事は無視して、バースは話を進めた。
「じゃあ、それぞれの役割は分かったな。皆頼むぞ」
『うん！』
全員の返事を聞いた時、部屋のドアがノックされた。
コンコン。
「はい」
バースが返事をすると、王女が入って来た。
「ヘウ"ンさんに私のドレスを持って来ました」
言った王女にバースは少し驚いた。
さっきは一度も言葉を発しなかったから、喋れないと思っていた。
まあ、そんなはずないが。
王女の手には真っ白なドレスがあった。