「大丈夫なんですか?こんな時にパーティーに行って」
ヘウ"ンが王女を心配そうに見ながら言った。
王も心配そうに自分の娘を見る。
「確かに心配ですが、私の昔からの友人が行なうパーティーですから、どうしても断る事が出来ないんですよ」
「でも犯人が王女がパーティーに行くという事を知ってるんじゃないのか?」
バースが聞く。
「それは大丈夫です。私達がパーティーに行く事はさきほど神人さん達を案内した執事しか知りません。住人を疑いたくはないのですが…」
それでも最低限の人間しか知らせてない。賢い考えだろう。
「じゃあ、私達も王に付いて一緒に行くか」
そう言った時、王がニンマリと笑った。
「それなら心配いりません。その方を見ていい事を思いつきました。その方に娘の変わりに王女をやってもらいたい」
「えー!?」