「嘘だろ!?」
風で押し返す事が出来ないなんて…。それほど威力が上がっているのか?
そして何本ものナイフがバースの身体をかすめ通り過ぎて行く。
「つっ!」
ただかすっただけなのに、痛みは激しい。
「バース!」
ジュリアが耐え切れず叫んだ。
バースは何とか倒れる事はなかったが、もう体力がない。早く片付けないと本当にヤバイ。
「終わりだ。神人」
すると、何もない上空から突然ナイフが現れた。
「!?」
「じゃあな」