ナイフは次々と男の手から放たれる。
と、男がナイフを投げ続けながら口を開いた。諦めたように。
「もうお前はつまんねえや。本当に死ね」
すると、結界の張られていない地面から突然無数のナイフが飛び出して来た。
「何!?」
まさかここまで操れるとは。予想もしてなかった。
「うわあああ!」
地面からのナイフ攻撃により、バースは宙を飛び落下した。
「くっそ…」
身体の痛みで起き上がる事の出来ないバースの前に、男が立つ。
「いい様だな。神人」
「うるせえ…。お前も、魔国も私が潰してやる…」
「やってみろよ」