男は衝撃波をよける。バースは間髪を入れずに次々と衝撃波を放つ。
衝撃波が炸裂した地面の後は、クレーターのように丸い穴が出来ている。
壁も穴が出来るほどの衝撃波をバースは容赦なく打ち込む。
「調子に乗るな!」
逃げ回っていた男が、衝撃波をよけながらナイフを放つ。
バースはナイフをよけず、神剣に風を集めナイフを風で吹き飛ばす。
ナイフは風に押され、方向を変えた。風の勢いに乗せて威力を増したナイフは男の元へと帰って行く。
「!」
ナイフは男の頬をかすめ、カランと落ちた。風のせいで標準がずれてしまった。
頬から流れる血を手で拭い、男はバースを睨み付けた。