だがヘウ"ンはその事を口には出さず、別の事を口にした。
「ねえ、あいつに勝てる?」
「何言ってんだ。勝つに決まってるだろ」
そしてバースはヘウ"ンの両手を縛っている鎖を、神化で紐に変え神剣で紐を斬った。
「お前はあいつにバレないようにここから逃げろ」
「え?」
ヘウ"ンは突然の事に間の抜けた声を上げた。
ヘウ"ンの中では、ヘウ"ンもこれからバースのサポートをしようと思っていたから。
「私もあいつと戦うよ。バースが戦いやすいように頑張るから」
だがバースは厳しい顔を見せた。