別にクロス部隊の仕事がしんどいんじゃない。その王子が嫌なんだ。
心の声は出さず、お茶を置く。
「春樹、お前こそ大丈夫か?遅刻するぞ」
「え?あ!もうこんな時間!?今日は朝から生徒会の会議があるのに!」
あるのにって言われても知らん。そういえば、春樹も生徒会役員だった。
「じゃあ行ってきます」
「いってらっしゃーい」
慌ただしく出て行く双子の弟を見送り、聖はお茶に手を伸ばそうとしたが、それを瞳に取り上げられてしまう。
「お姉ちゃんもでしょ」
「はい…」
心の声は出さず、お茶を置く。
「春樹、お前こそ大丈夫か?遅刻するぞ」
「え?あ!もうこんな時間!?今日は朝から生徒会の会議があるのに!」
あるのにって言われても知らん。そういえば、春樹も生徒会役員だった。
「じゃあ行ってきます」
「いってらっしゃーい」
慌ただしく出て行く双子の弟を見送り、聖はお茶に手を伸ばそうとしたが、それを瞳に取り上げられてしまう。
「お姉ちゃんもでしょ」
「はい…」


