星の王子様

とにかく攻撃よりも、胸の刻印を集中的に狙って行って鬼を止める。
雫はいつの間にかどこかに移動し、その場にいなかった。
「華、お前は私が止めてみせる」
だが華は特に反応を見せず、鎌をまた振り下ろして来る。
それを聖は刀で受け止めたが、華の力が強過ぎて受け止めるのが精一杯だった。鬼の力で強さが上がったのか。
「く…く…」
暫く二人は力比べをして、華が突然黒い翼をバサッと広げた。
「!?」
そしてその翼から一本の羽が飛び出て来て、聖に当たった瞬間爆発した。