「翻訳できたら・・読んでくれる?」 「ああ、楽しみにしてる」 はるちゃんは笑って言ってくれた。 「一目惚れって自覚した?」 「うん・・ちょっとだけ」 はるちゃんにバレてしまった。 “恋光” 小説のタイトルを見たとき、大河原さんを思い浮かべたことを。 私は、大人の魅力とかじゃなくて。 時々暗闇を見せる。 そんなあなたのことが、好きになってしまった。 そしてその想いは日がたつ度に増え、もう・・溢れてしまいそうなくらい。