「美鈴・・もう起きたかな?」


俺は、今飛行機の中にいる。


手元には、美鈴の本。


「泣いてるかな?」


それとも、怒ってる?


俺は本を1ページずつめくりながら、今までのことを思い出した。


恋光をさがすまでの道のりを辿るかのように。