「・・・」 「美鈴、見つけたの?」 「私、これにする」 「えぇ?!これ小説よ。ちょっと分厚いし・・大変よ。もっとラクなのにしたら?」 「うんん。これがいい」 「そう。じゃあ買いに行きましょ」 すごく惹きつけられた。 持ったときちょっと重たくて大変だなって思ったけど。 これを翻訳したいとかじゃなくて、ただ読んで見たかった。 ただそれだけ。 レジに行くときに、写真集コーナーを通った。 ある表紙がまたまた目にとまった。 「えぇ?!」