私は鍵を開けて、勢いよく淳希に飛び込んだ。 「私の方が好き!淳希に負けないくらい」 淳希は私を支えながら、中に入り、携帯を切った。 ぎゅっと抱きしめる。 「会いたかった」 「淳希・・んっ」 「冷えたから、美鈴が温めて」 しばらくの間、私たちは抱き合いながらキスをした。 離れてた分お互いを求め、そばにいることを実感した。 淳希の温もり。 もう感じることはムリだと思った。 嬉しくて、嬉しくて。 私は一筋の涙を流した。