「やだ」 「はい?」 私は、淳希の手に重なるように、自分の手をガラスに当てた。 ちょっとだけ、温もりを感じるような気がする。 私は、淳希を見つめた。 この距離がもどかしい。 触れたくて、しょうがないよ。 「美鈴~」 淳希は、入りたくてしょうがないみたいだ。 「淳希、私のことどう思ってる?」 私だけが言って、ズルい。 ちゃんと聞かせて? 『俺は美鈴が好き。今日・・恋人としてクリスマスを過ごしませんか?』