『俺だって同じ』 え・・? 『俺は、美鈴をアメリカに連れていきたい』 「っ、淳希・・」 それは淳希の本心だって信じていい? 『美鈴、俺のこと好き?』 「好き」 『大好き?』 「大好き」 すると、淳希は安心した表情で笑った。 『それで十分。俺は、そんな美鈴に会いたい』 「淳希・・」 淳希は携帯を持っていない方の手を、ガラスに当てた。 『もうそろそろ鍵開けない?俺、寒いんだけど』