「行ってこい」


「・・うん!」


会いに行く。


ちゃんと会って言いたい。


私も頑張るから、淳希も頑張ってねって。


「はるちゃん、ありがとう」


私は笑顔で、はるちゃんにお礼を言った。


それから、少したわいない話をして、私たちは眠った。









起きたのは、はるちゃんだけではなかったこと。


麻美とマックがこっそり会話を聞いていて、私を見守ってくれていたこと。


はるちゃんが麻美とマックの代表として、私に淳希に会いに行けって言ってくれたこと。


それらのことを私が知るのは、もっともっと先の話。