「会いたいっ・・」 会いたい、声が聞きたい。 何度も、ベランダに行こうとした私。 そんな私を止めることは、容易ではなかった。 涙を流しながらも、必死で。 もう、我慢しなくていい? 会ったとしても、離れられるよね? 「もう我慢しなくていい。聖なるクリスマス・・何かいいことがあるかもな?」 はるちゃんは、いつも私の背中を押してくれる。 「会って・・くれるかな?」 「もちろん」 「はるちゃん」 「ん?」 「私・・淳希に会いに行くよ」