だからこそ、私は応援するの。


愛しい人の夢のため。


淳希は真っ直ぐ前に進もうとしてる。


私も、真っ直ぐ進まなきゃ。


たとえ、別々の道だとしても。


「淳希・・頑張ってね」


隣の壁に呟いた。


ねぇ、淳希。


気がついた?


最後の別れ方、昨日の淳希の真似をしたんだよ?


つらい思いをしたから、お返し。


あとね、愛してるって言いたかったから。


今まで、愛してるっていうのを避けてたの。