みんな気づいてくれてる。 留学したら、翻訳家になる為の勉強になることを。 今まで通訳になりたいって思ってたから。 いきなり進路を変えるなんて、あまりにも突然なんだ。 「美鈴、ムリに留学しろとは言わないはずよ。だから、そんな深く考えなくて大丈夫よ。素直になりなさい」 「麻美・・・」 私にはみんながいる。 私を見守ってくれる人がいる。 だから私は・・突然の出来事にも立ち向かうことができるんだ。 「私・・・みんなに読んで欲しい」