「んっ・・」 優しいキスが降り注ぐ。 「美鈴にはかなわないな。俺初めてだよ?」 「素直に行動したらいいって言ったでしょ?」 初めてってすごく緊張するよね? 何話そうとか、いつ手繋ごうとか。 けど、やっぱりお互いが楽しめば何でもいいって思うんだ。 恋ってそんなものでしょ? 「はい、美鈴先生」 ちょっと笑いあったあと、車が動き出した。 遊園地のゲートをくぐると。 「美鈴」 「ん?」