「風景専門なんですか?」 「まあね・・さあコーヒーどうぞ」 彼は悲しそうに笑った。 私は何も言わなかった。 「ありがとうございます。あの、名前聞いてもいいですか?」 「ん?俺は大河原淳希(おおかわらあつき) 24歳でカメラマン修行中って感じかな。そっちは?」 「私は笹原美鈴です。大学2年の20歳で・・通訳修行中って感じです。」 「真似かよ~」 それから、2人でたくさんのことを話した。 私は、大河原さんのことが知りたくて知りたくて。 自分のことは喋らず、質問ばかりしてた。