「はい、終了」
大河原さんは私に背を向けて、歩きだした。
私は力が抜けて、座り込んだまま。
コトッ
テーブルにカメラを置くと、私のところに戻ってきた。
「美鈴ちゃん」
「大河原さっ・・んっ」
突然のキス。
抱きしめられた形で動けない。
「んっ・・ふ」
いつもより激しくて、息ができない。
口を開けると、舌が入ってきた。
お互いの舌を絡めあう。
「・・あっ・・んん」
熱い。
さっきまでお預けをくらった分、私も驚くくらい積極的だった。
大河原さんの首に腕を回し、求めた。
私が好きなのは大河原さんだって、気づいて欲しくて。

