「岩崎、あの一番後ろな?」 「はい。」 そう言って彼がどんどんあたしに近づいてくる。 そんな彼にあたしは目を離せないでいた。 芸能人並に整った顔。 スラッとした身体。 あたしにとってそれは眩しすぎる存在だった。 彼があたしの横を通った時スーっとしたいい匂いがした。 かっこいい人は全てに手を抜かないみたい。