「そう…でも、気が変わったらいつでも言ってちょうだいね。」 まだ香織さんは納得いかなさそうだったけど、あたしの意見を聞いてくれた。 「ありがとうございます。」 「つばさちゃん、スタンバイしてくれる?」 「は、はい!」 雅司さんに言われて向かうとたくさんの証明があてられた真っ白の空間があった。 でもそこには上からぶら下がったひとつのブランコと… 「かわいいッ!!」 ミニチュアダックスフンドの子犬ちゃん。