「そうだよ。」 当たり前でしょというように笑ってきた。 えっ…それより化粧とかできるの? でも、できるからここにいるんだよね? 「俺じゃ不満…?」 「不満っていうか…あたし、不細工だから化粧しても全然変わらないと思うんだけど…。」 そう言うと、頭の上からため息が聞こえてきた。 「そんなことないって…。とりあえず俺に任せて。メガネ外すよ。」 メガネをとられて視界がぼやける。 何も見えないから目を閉じておとなしくすることにした。