「あら、そうなの?てっきり入るのだとばかり…。」 「あたしなんかが無理ですよッ!全然可愛くないですし。」 今回だってたまたま香織さんと知り合ったからで、岩崎輝がいなかったら見向きもされなかったと思う。 「青ちゃんはまだ自分の可能性に気付いてないのね?でも大丈夫よ、魔法使いがそろそろ来るから。」 「魔法使い…?」 千秋さんがおもしろそうに笑って頷いた。 そして、部屋に入ってきたのは… 岩崎輝…―――。