それから数日、香織さんの言葉も忘れていつも通りの生活を送っていた。



ひとつだけ変わったことがあるとしたら…。



「つばさちゃん。」



そう岩崎輝…



あの日会った次の日からいきなりあたしのことをつばさといい、しかもしょっちゅう話し掛けてくる。



そのおかげで女の子たちからは凄い目で見られる始末。



張本人の彼はなーんにも気にしてないらしくあたしが目で訴えていることさえ気付かない。



そして彼はいつも決まってあたしに聞く。