「えっ…あ、すすすみません。」 カミカミでまた頭を下げる。 「ふふふッ!つばさちゃん可愛いわ。」 「か、かわいい?!」 いい慣れないせいか顔が火照りそう。ううん、多分火照ってる。 「つばさちゃん、顔上げて。」 また急に言われたけど、おとなしく香織さんの言葉に従う。 そうすると、顔を覆っていた前髪が頭の上に上げられた。 そして頭の上でピンか何かで止められた。 視界がいつもより広くて改めて香織さんの顔を見る。