「はーい、ここです!」



そう夏希ちゃんは、ひとつの一軒家を指差した。



白を貴重とした、可愛いお家だ。



「ただいま!」


夏希ちゃんの声に奥からパタパタと足音が聞こえてきた。



「あら!おかえりなさい。待ってたのよ?」



ニコニコ、嬉しそうに声をかけてくれた。



夏希ちゃんは、お母さん似なんだなぁ。


お母さんもすごく、綺麗な人。



「ほ、本日は、急にお邪魔してしまい、申し訳ありません!夏希ちゃんには、いつも大変お世話になっております。青山つばさと申します!!」



緊張しすぎて、噛み噛みながらと頭を下げた。