水嶋健はあたしを見ると立ち上がってこちらに向かってきた。 「…はじめまして。水嶋健です。」 にこりと爽やかな笑顔を浮かべた水嶋健はあたしに手を差し出した。 「…あ、青山翼です。よろしくお願いします。」 自分の手を水嶋健の手に重ねた。 あたしたちの挨拶を見届けると神澤さんは口を開いた。 「よし。全員揃ったところではじめようか。翼ちゃんは健の隣ね?」 「はいっ。」 急いで席に向かおうとしたら、腕を掴まれた。